ウォータクティクスが得意の季節で目を覚ます。未勝利勝ちから6連勝で重賞ウイナーの仲間入り。飛ぶ鳥を落とす勢いで上り詰めた。5馬身差の大楽勝だった準オープン勝ちが12月なら、続くオープン勝ちは2月。厳寒期にこそ力を発揮するタイプだ。
ここは条件がそろった。京都のダート1800mはレコード勝ちを決めた舞台。「京都はベストですからね。寒い時季もいいイメージがあるし、短期放牧明けでも走る」と吉村助手。5戦して4勝を挙げ、負けたのは前走だけという堅実ぶりだ。
5歳馬だが、キャリアはわずか10戦。陣営はもっと上を狙えるとみる。「無理をしていないから馬は若い。でも、どこかで壁にはぶつかるもの。ここでひと皮むければ、もっと強くなると思う。そこを超えられるかどうか。この平安Sはそんなレースじゃないでしょうか」。好走材料を追い風に輝きを取り戻す。
提供:デイリースポーツ