筋骨隆々の馬体を弾ませながら、
トーセンアーチャーが栗東DPを躍動した。長めから意欲的に追われ、6F78.6-37.3-11.9秒の好時計をマーク。短期放牧明けで、馬体は若干太く映ったが、動きや気合は申し分なし。このひと追いで出走態勢は整うはずだ。
見届けた大久保龍師は「ポリトラックでは普通にやっても(負荷が)軽くなるので、長めから追った。動きは上々だったね」と納得の表情。感触を確かめた四位も「(栗東DPは)時計は出るからね。でも、いい感じで走れていたよ」と満足げだった。
08年10月の観月橋SからVが遠ざかっている。伸び悩みの原因は不安定なゲート。指揮官は「いつも出遅れて無駄足を使っている」と嘆く。そこで、今回は20日に四位が騎乗し、ゲート練習を敢行。「練習では普通に出る。効果が出ればいいね」と主戦は実戦での変わり身に期待を寄せる。
京都ダート1800mは[3-0-1-0]と好成績。持続力のある末脚は、直線平たんコースで威力を発揮する。「京都は(坂の)下りがいいのかな。メンバー的に抜けた存在も見当たらないし、チャンスはあると思う」と四位。
提供:デイリースポーツ