着差以上に余裕たっぷりの勝ち方だった。昨年のラジオNIKKEI杯2歳S。
ヴィクトワールピサはゴール前で粘る
コスモファントムを楽に捕らえて、未勝利戦から3連勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。「いい時間の過程をたどっている。まだ4戦しか経験していないが、これだけ注目されるのはありがたい」と清山助手は着実な成長ぶりに目を細める。
前走後は宮城県山元トレセンへ放牧。帰厩後も入念に調整されており、24日の1週前追い切りでは栗東CWで
トライアンフマーチ(4歳OP)、
マゼラン(5歳1600万下)との3頭併せで及第点の動きを見せた。「ここに来てピリッとしてきた。併せ馬では少し遅れたが、相手は両方とも走る馬だから」。
ローズキングダムと再び剣を交える日まで、虎視たんたんと切っ先を研ぐ。
非凡なセンスで重賞タイトルを狙う。前走の京成杯ではアッと驚く逃げの手を打ち、鼻差の2着に惜敗した
アドマイヤテンクウ。27日には栗東CWを馬なりで、6F84.3-40.3-11.9秒。シャープさが増している。「順調だな。未勝利戦を勝ったころは腰が甘くてメリハリがなかったが、使うごとに良くなっている」と松田博師は確かな成長を感じ取っていた。
提供:デイリースポーツ