「第57回毎日杯・GIII」(芝1800m)は27日、阪神10Rに11頭で争われ、中団を追走した3番人気の{horse=2007105709:ダノンシャンティ}が、直線で抜け出すと、2着のミッキードリーム(5番人気)に1馬身1/4差をつけ、1分49秒3のタイムで重賞初勝利を飾った。3着には2番人気のリルダヴァルが入り、1番人気のルーラーシップは5着に敗れた。また、人気を集めたザタイキは直線途中で故障を発生し、競走中止となった。
「楽にいい位置が取れた。多少行きたがったけど、しまいがしっかりしている。クラシックでも好レースできる力がある」と安藤勝は完勝に笑みを浮かべた。
中間は課題としていた馬場入りとゲートの克服に専念。「ゲートは心配なかったし、馬場入りもスムーズだった」。成長を感じ取り、松田国師は自信を深める。今後は皐月賞をパスして、NHKマイルC(5月9日・東京)からダービー(5月30日・東京)の“マツクニローテ”を歩む。「ゲートはクリアしつつあるけど、失敗する可能性もある。確実に勝てる路線を踏むべき」。師の視線は頂点をとらえている。
提供:デイリースポーツ