骨折のために愛国遠征を取り消し、現役引退を決めたコスモバルク(牡9)が30日午後、余生を過ごすビッグレッドファームに到着した。
同馬は、父ザグレブ、母イセノトウショウ(その父トウショウボーイ)という血統。道営ホッカイドウ競馬の田部和則厩舎に所属しながら、JRA・海外への挑戦を繰り返し、04年弥生賞(GII)などJRAの3重賞に勝ったほか、06年にはシンガポール航空国際C(星G1、芝2000m)に優勝。地方競馬所属馬として初の海外G1制覇を成し遂げた。通算成績は48戦10勝(うちJRA35戦4勝、地方9戦5勝、海外4戦1勝、重賞7勝)。