新コンビの横山典を背に、
アプリコットフィズが追い切られた。美浦南の角馬場で体をほぐしたあとWへ。430kgそこそこの小さな体を大きく使い、力強いフォームでチップを蹴り上げる。ラストは馬なりのまま、併走馬
シャイニーカフェ(5歳500万下)と併入した。
「いい馬だよ。精神的にしっかりしているし、軽さと力強さとを持っている。あとは輸送さえクリアできれば、いいレースになるだろう」。先週の金曜に続いて騎乗した横山典は、自身初となる桜花賞制覇へ、手応えを感じているようだ。
5F70.9-40.4-12.4秒。時計は目立つものではないが、小島太師は満足げにうなずく。「実質、先週が最終追い切り(美浦P5F62.6秒)で、きょうは調整程度。最後の仕上げということだよ」。指揮官は青写真通りの調整を強調した。
ギンザボナンザは栗東Pで3頭併せ。前2頭を見る形で進め、直線で軽く仕掛けると内から鋭く最先着を果たした。ラストは1F11.1秒。「先週時計を出しているから、きょうはしまい重点。反応はすごく良かったですね。目標がいた分、集中して走っていましたよ。予定通りの調教をこなせました」と池上助手も好内容に笑顔を浮かべていた。
提供:デイリースポーツ