目下4戦3勝の
サンライズプリンスが、勢いに乗って
ビッグタイトル奪取に向かう。前走ニュージーランドTの勝ちっぷりが圧巻だった。初のマイル戦、しかも大外枠という不利な条件が重なりながら、豪快に差し切って
トライアルをものにした。「大外枠を引いたと分かったときは、ショックで帰ろうかと思いましたけどね。勝てて良かったです」と橋本助手は笑顔で振り返る。
「前走の反動も特にないです。使えば使うほどカイ食いも良くなっているし、走り方も良くなっていますね」。持って生まれた
タフネスさも大きな武器のひとつだ。「左回りはいいし、東京のマイルは前走よりもやりやすいと思う」。好条件を追い風に、アッと言わせる豪脚で躍進を遂げる。
矢作厩舎悲願のGI奪取に向け、ニュージーランドT2着の
ダイワバーバリアンが奮闘する。1週前は栗東DPで
キョウエイアシュラと併せ、コンマ4秒先着。タイムも6F74.5-35.9-12.6秒と猛烈だった。甲斐助手は「時計を出し過ぎたかな。でも、やり過ぎた感じはない。気性も落ち着いてきたし、現時点ではマイルまでが競馬しやすそう」と意欲をのぞかせた。
提供:デイリースポーツ