3歳春の変則2冠を狙ううえでの微妙なさじ加減。これを熟知する松田国師のさい配に応えて、
ダノンシャンティが申し分のない気配をアピールした。栗東坂路の2本目。全体時計は4F53.6秒と平凡でも、ラップを尻上がりに推移させて1Fは鋭く12.1秒。安藤勝は「すごくいい動き。最後まで余裕があったし、息遣いも問題ない」と感触の良さを笑顔で振り返った。
「前走の毎日杯以上(の出来)を望んだらダービーまで持たない」という松田国師の言葉通り、最大目標はあくまで今月末の競馬の祭典。それでも「動きに不自然なところは何もない。これでいい」と今回の仕上げにもスキはない。
栗東坂路で
ダイワバーバリアンは、
タカオセンチュリー(7歳オープン)に半馬身先着。4F53.9-38.2-11.9秒と鋭い伸びだ。追ってからの反応も上々で、矢作師は「先週が思ったより速かったので、今回はセーブ気味に、しまいだけしっかりとやった。出していっても折り合えるし、競馬はしやすい。しぶとさを生かせれば」と好戦を描く。
提供:デイリースポーツ