9日、東京競馬場で行われた第15回NHKマイルC(3歳牡牝、GI・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気ダノンシャンティが、後方追走から直線で豪快に脚を伸ばすと、先に抜け出した5番人気ダイワバーバリアンを捕らえ、同馬に1.1/2馬身差をつけて優勝した。さらに1馬身差の3着に3番人気リルダヴァルが入った。2番人気サンライズプリンスは4着。
なお、勝ちタイムの1分31秒4(良)は09年ジョーカプチーノが記録した1分32秒4を大きく上回るレースレコードであると同時に、ゼンノエルシドが01年の京成杯オータムH(GIII)で記録した1分31秒5を0.1秒上回る芝1600mの日本レコードとなった。
鞍上の安藤勝己騎手は04年のキングカメハメハ以来となる当レース2勝目、重賞はリーチザクラウンで制したマイラーズC(GII)に続く今年3勝目、通算71勝目。管理する松田国英調教師は01年クロフネ、04年キングカメハメハに続く当レース3勝目、重賞はダノンシャンティで制した毎日杯(GIII)に続く今年2勝目、通算では50勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ダノンシャンティ(牡3)
父:フジキセキ
母:シャンソネット
母父:Mark of Esteem
伯父:シングスピール(96年ジャパンC-GI)
厩舎:栗東・松田国英
馬主:ダノックス
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム
通算:5戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:10年毎日杯(GIII)