サンテミリオンが父に捧げる“1着”/オークス

2010年05月24日 12:05

 2週連続のGI勝利に最高の笑顔がはじけた。激闘の末、{horse=2007102958:サンテミリオン}を“1着”へと導いた横山典は、アパパネの蛯名と抱き合った。最後の直線は壮絶な叩き合いだった。「スタートは良かったけど(流れが)速そうだったので深追いせずに、あの位置に。直線では前にいた馬(アグネスワルツ)に楽をさせまいと思って、マサヨシ(蛯名)より先に仕掛けたんだ。いったん差されたのに差し返していたし、馬がよく頑張ってくれたね」とパートナーの奮闘をたたえる。

 藤沢和厩舎の調教助手時代に、古賀慎師は父ゼンノロブロイに携わった。その初年度産駒でのGI初制覇に興奮を抑え切れない。「雨や外枠がどうかと思ったけど、こちらが思う以上に成長してくれていますね。ロブロイの子がこのレースに6頭も出ていて、しかも自分の管理する馬がGIを勝てるなんて…。秋に向け、また頑張ります」と喜びに声を震わせて、さらなる飛躍を誓った。

 現役時代の父の手綱を取った鞍上も「排気量を落として、女の子らしくした感じ。ロブロイにそっくりだよ」とうれしそうにほほえむ。日本ダービーもまた、ロブロイ産駒とのコンビ。4戦4勝馬、ペルーサで臨む。「来週も期待していてください!」。来週はただ1頭で先頭を切る-。ノリの熱い春は、競馬の祭典で最高潮を迎える。

提供:デイリースポーツ

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