伝説のジョッキー、ビル・シューメイカー氏が12日、カリフォルニアの自宅で死亡したことが明らかになった。享年72歳。
41年間の騎手生活で8833勝(1999年にラフィット・ピンカイJR.騎手によって世界最多勝鞍数の記録を破られる)をあげたシューメイカー氏は、1958年に競馬殿堂入り。86年には54歳にしてケンタッキーダービーを制した。現役生活の中で、シューメイカー氏はケンタッキーダービー4勝、プリークネスS2勝、ベルモントS5勝、ジョッキークラブゴールドC4勝、サンタアニタダービーとハリウッドゴールドC8勝などをあげ、90年に引退。
引退後は調教師として活躍していたが、91年に起こった車の事故により首から下が麻痺状態となった。しかし、その後も調教師としての仕事を続け、97年に調教師を引退するまで、13頭の重賞勝馬を含む157頭の勝馬を誕生させた。