「第46回CBC賞・GIII」(芝1200m)は13日、京都10Rに18頭で争われ、先手を奪った4番人気の{horse=2004102812:ヘッドライナー}が、そのまま押し切り、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分08秒9。2着は外から伸びた7番人気のダッシャーゴーゴー、3着には3番人気のワンカラットが入った。なお、1番人気のシンボリグランは6着に敗れた。
「強かったです。こういう馬場だし、後ろの馬が脚を使ってくれたらと。内の緑の多いところを。ちょっとでもいいところを、と思って」。1頭分のグリーンベルトを見逃さず、完ぺきなエスコートをした幸は、してやったりの表情を見せる。
4回目のコンビだったが、これで2勝、2着2回と連対率は100%。抜群の相性だ。「学(酒井)君がレースを教えてくれたので」と鞍上は話したが、やれる手応えはあった。「千二の方がいいと思っていたし、追い切りも具合が良さそうだった。馬場が良くてもやれたんじゃないかな」。相棒を信じて、持ち味を最大限に生かした。
「3コーナーで“これは勝てる”と思った。地力をつけてきたね」。府中でモニター越しにゴールの瞬間を見守った西園師も、成長著しい姿を誇らしげにする。夏はサマースプリントシリーズの頂点を狙う。「気性的に滞在競馬が合う。函館スプリントS(7月4日・函館)からUHB杯(8月1日・函館)、そしてキーンランドC(8月29日・札幌)へ」。重賞Vを足掛かりに、さらなる飛躍を目指す。
提供:デイリースポーツ