26日、京都競馬場で行われた菊花賞(G1、芝3000m)は、安藤勝己騎手騎乗の5番人気ザッツザプレンティ(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が直線手前から抜け出すとそのまま粘って優勝。勝ちタイム3分04秒8。2着は外から追い込んだ4番人気のリンカーン、3着には1番人気で3冠達成がかかっていたネオユニヴァース。神戸新聞杯を圧勝したゼンノロブロイは4着だった。単勝2,020円、馬単は17,080円という波乱になった。
勝ったザッツザプレンティは昨年暮れのラジオたんぱ杯2歳S(G3)を制し、クラシックの有力候補に挙げられたが、皐月賞は8着、日本ダービーは3着という結果だった。通算成績は8戦3勝(重賞2勝)。
父ダンスインザダークは96年の菊花賞馬で、本馬は史上7頭目の菊花賞父子制覇。ダンスインザダーク産駒のG1勝利は初めて。母はバブルプロスペクターという血統で、叔父に天皇賞・秋を勝ったバブルガムフェローがいる。管理する橋口弘次郎調教師はダンスインザダークの菊花賞以来、7年ぶり3度目のG1勝利となった。安藤勝己騎手は今年の高松宮記念に続きJRAG1・2勝目。