高松宮記念以来となる
ショウナンカザンは美浦坂路を一本登坂後に芝へ。残り1Fで一杯に追われると、この馬らしい回転の速いフットワークで12.2秒をマーク。上がり重点だけに全体時計は5F67.9秒と目立たないが、ゴール板を過ぎてからも気合を入れられた。「先週もきっちりやったし、きょうもしっかり追った。これで出走態勢は整う」。本間師は内容、動きに満足そうな表情を浮かべた。
近2走はともに16着大敗。「荒れ馬場がからっ下手で度外視できる」と、トレーナーは不良馬場、開催最終日の馬場を敗因に挙げる。
それだけに開幕週の
スピード勝負は歓迎。「いい馬場でやれるのは何より。初の直線競馬だから、
ゴーサインが出てから手前を替えるかどうかだけ」。結果次第では北九州記念への転戦プランもある。狙うはズバリ、サ
マースプリントシリーズ王者だ。
シャウトラインは栗東芝で6F76.8-36.0-12.3秒で馬なり。重馬場でも脚さばきは軽快だった。オーシャンS(14着)以来、4か月半ぶりの実戦復帰となるが、手綱をとった浜中は「レース週にやり過ぎると馬が神経質になってしまうからね。だいぶ仕上がった感じなので、休み明けを割引しなくていい。あとは良馬場でやれるか」と注文をつけた。
提供:デイリースポーツ