オールアロングが繁殖生活を引退

2003年11月14日 10:31

 1983年の米・仏年度代表馬で、現在米国・スリーチムニーズファームで繁用されているオールアロング All Along(牝24、父ターゴワイス)が、繁殖牝馬生活を引退することが明らかになった。今後は同牧場で余生を送る。

 オールアロングは3歳時、ヴェルメイユ賞に勝ったあとジャパンCに出走し、ハーフアイストの2着したのを機に力を付け、翌年は凱旋門賞(仏G1)、ワシントンDC国際(米G1)、ターフクラシック(米G1)、ロスマンズ国際S(加G1)など仏米加で牡馬相手に大レースを次々と制覇。2カ国で年度代表馬となり、90年には米国で殿堂入りしている。

 米国馬以外、ダート未出走馬としては初の米年度代表馬、牝馬史上最高賞金獲得の輝かしい記録とともに繁殖入りしたが、繁殖牝馬としては大成せず、グレフュール賞(仏G2)を勝ったアロングオールが代表産駒。日本にはアカンテ、アクイテイン、フェアリーヒルといった後継牝馬が輸入されている。

 最後の産駒は現1歳牡馬(父アッティカス Atticus)。今年はクリプトクリアランス Cryptoclearanceを種付けされたが不受胎だった。

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