前哨戦のラベンダー賞は痛恨の2着。だが本番へ向けての確かな手応えはつかんだ。前走の敗戦だけで、{horse=2008104913:マイネショコラーデ}に対する和田の絶対的な信頼は揺るがない。
“レースは生き物”とも言われるが、スタート直後に誤算が生じた。1度実戦を使ったことで馬が気負ってしまい、「2番手の予定がハナに行ってしまった」と和田。序盤に体力を消耗したことで、直線では外にもたれ気味に。結果、そのロスが最後のハナ差に響いた。「あの重たい馬場でもレコードで走っていたからね。叩いた次はさらに良くなるだろうし、滞在の効果も見込めるはず。本番への手応えはつかんだよ」。目指すは世代最初の重賞ウイナーの座。今度は逃さない。
好位から抜け出す大人びた競馬で、鮮やかに新馬勝ちを決めた{horse=2008102279:トラストワン}。注目のディープ産駒で、キングカメハメハの半妹にあたるマギストラの追撃をアタマ差しのぎ切り、トップでゴール板を通過した。庄野師は「折り合えるし、しまいもしっかり。なかなかセンスがいいね。これからの馬だけど、ここでいい競馬ができれば期待が膨らむ」と目を輝かせていた。
提供:デイリースポーツ