デビューから実に19戦目。5歳夏にしてようやくオープン入りを果たした
スピリタス。岡田師にとっても、湘南SでのVは待ちに待った瞬間。「歯がゆかったからなあ。あの馬、オレと同じで奥ゆかしい性格やねん」と、これまでの悔しい思いを笑い飛ばした。
前走後は宇治田原優駿STへ短期放牧。英気を養い、関屋記念1本に照準を定めてきた。1週前追い切りでは、栗東坂路で4F55.3-39.3-12.9秒をマーク。「変わらずいい動き。好調をキープしている」と指揮官は仕上がりに太鼓判を押した。
舞台は新潟のマイル。直線がフラットなコースに替わり“切れ味倍増”の期待感は膨らむ。「長い直線は合いそう。自分のペースでためていって、いいタイミングでスパートできれば」。実りの秋へ向け、越後でのタイトル奪取は最高のアピールとなる。
ストークS快勝の勢いそのままに、米子Sでも見せ場たっぷりの3着に善戦した
マイネルクラリティ。前残りの展開のなか、しまいの伸びはひと際目についた。宮本師は「見た目にはそう変わらないが、最近になって走りに切れが出てきたね。あの内容ならオープンにメドは立った」と重賞Vへの手応えをつかんだ様子。新潟外回りコースで一気の差し切りを狙う。
提供:デイリースポーツ