小倉の夏を締めくくる。日曜4R(芝1200m)でデビューする
オースミイージー(牡)の父は有馬記念、ドバイシーマCと国内外の
ビッグタイトルを制したハーツクライ。初年度産駒だが、すでに4頭が勝ち上がり、小倉2歳Sには
バラードソングが出走。古馬となって本格化した父だが、産駒は早期の活躍で、種牡馬としての評価はうなぎ上りだ。
沖師にとって祖母オオシマルチア(4勝)-母ナリタレインボウ(3勝)と3代続く厩舎ゆかりの血統。叔父には04年スプリンターズS勝ちのカルストンライトオがいる
スピード豊かな血筋だけにその期待は大きい。「体つきは母系が出ている。
スピードがあるので、現状は距離が延びてもマイルくらいといった感じ」と6F戦に不安はない。
栗東坂路で行われた1週前追いでは、渡辺が騎乗して4F52.7-12.7秒の好タイム。態勢は整った。「4月生まれなのでゆっくりでいいと思っていたが、アク
シデントもなくここまでこれた。頑張り過ぎる面があるので調教は坂路で乗り込んできたが、いい時計が出ていますね」。狙いすました舞台で力強く躍動する。
提供:デイリースポーツ