14日、中山競馬場で行われた朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)は、D.バルジュー騎手騎手騎乗の4番人気コスモサンビーム(牡2、栗東・佐々木晶三厩舎)が直線鋭く伸び、逃げた1番人気のメイショウボーラーをクビ差捕らえて優勝。勝ちタイムはレコードに0秒2差の1分33秒7。3着にはアポインテッドデイが入った。
勝ったコスモサンビームは父ザグレブ、母ロビースレインボウという血統。小倉2歳S(G3)ではメイショウボーラーの5馬身差2着だったが、その後ききょうS(OP)、京王杯2歳S(G2)を連勝していた。通算成績は7戦4勝(2着2回)。ザグレブ産駒は初のJRA・G1制覇。
鞍上のD.バルジュー騎手(27・伊)は昨年のフェアリーS(G3)に続くJRA重賞2勝目が初JRAG1制覇。イタリアではファルブラヴ Falbravに騎乗した02年の共和国大統領賞(伊G1)、ミラノ大賞典(伊G1)などの勝ち鞍がある。管理する佐々木晶三調教師は、ジャパンC(G1)のタップダンスシチーに続きJRAG1通算2勝目。