21日、中山競馬場で行われた2歳牝馬重賞・フェアリーS(G3・芝1200m)はD.バルジュー騎手騎乗の1番人気マルターズヒート(牝2、栗東・坂口正則厩舎)が、好位追走から抜け出すと、後続を3馬身突き放して快勝。勝ちタイム1分09秒2。2着はホシノピアスで、3位入線のレイズアンドコールは進路妨害のため失格となり、繰り上がってアドマイヤマジックが3着となった。
勝ったマルターズヒートは父Old Trieste、母Heat Is Onという血統の外国産馬。前走阪神ジュベナイルFではスタート後に躓き10着に敗れたが、ファンタジーS(G3)では3着していた。通算成績は4戦2勝。
鞍上のD.バルジュー騎手は昨年のホワイトカーニバルに続きこのレース2連覇で、先週の朝日杯フューチュリティS(G1)に続く2週連続重賞制覇。Old Trieste(その父 A.P. Indy)産駒は2歳世代が初年度で、世界的にも重賞初制覇となった。