NARは11日、「NARグランプリ2010」の表彰馬、表彰者を発表した。
年度代表馬は、JRAの強豪を相手に帝王賞(交流GI)を圧勝するなどダートグレード競走で年間を通じて活躍を見せたフリオーソが選定された。同馬は07年、08年に続く3度目の年度代表馬に輝いている。また、同馬は“4歳以上最優秀馬”も併せて受賞した。
表彰者では、年間310勝を挙げ16億円を超える賞金を獲得した(いずれも中央競馬での成績を含む)戸崎圭太騎手(大井)が“最優秀勝利回数騎手賞”と“最優秀賞金収得騎手賞”を、他を圧倒する勝率をマークした赤岡修次騎手(高知)が“最優秀勝率騎手賞”を、それぞれ2年連続で受賞している。
また、“殊勲騎手賞”には九州の所属騎手としては1985年の有馬澄男騎手(当時中津)以来となる地方競馬リーディングに輝いた山口勲騎手(佐賀)が選定された。
“最優秀勝利回数調教師賞”は、年間238勝を挙げた田中守調教師(高知)、“最優秀賞金収得調教師賞”は川島正行調教師(船橋)、“最優秀勝率調教師賞”は出川克己調教師(船橋)がそれぞれ選定された。
なお、表彰式は2月3日(木)に東京都内のホテルにて行われる。各部門の表彰馬と表彰者は以下の通り。
【表彰馬】※馬齢は昨年のもの、下段は2010年の主な勝ち鞍
◆年度代表馬、4歳以上最優秀馬
{horse=2004106867:フリオーソ}(牡6、船橋・川島正行厩舎)
※帝王賞、日本テレビ盃(交流GII)
◆2歳最優秀馬
{horse=2008105469:カネマサコンコルド}(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)
※北海道2歳優駿(交流GIII)
◆3歳最優秀馬
{horse=2007102895:マグニフィカ}(牡3、船橋・川島正行厩舎)
※ジャパンダートダービー(交流GI)
◆ばんえい最優秀馬
ニシキダイジン(牡9、ばんえい・槻舘重人厩舎)
※ばんえい記念、北見記念
◆最優秀牝馬
{horse=2005102546:ユキチャン}(牝5、川崎・山崎尋美厩舎)
※TCK女王盃(交流GIII)
◆最優秀短距離馬
{horse=2006105496:ナイキマドリード}(牡4、船橋・川島正行厩舎)
※オーバルスプリント(南関東G3)、JBCスプリント(交流GI)2着
◆最優秀ターフ馬
該当馬なし
◆ダートグレード競走特別賞
{horse=2005100097:スマートファルコン}(牡5、栗東・小崎憲)
※東京大賞典(交流GI)、JBCクラシック(交流GI)
◆特別表彰馬
{horse=2001100925:コスモバルク}(牡9、北海道・田部和則)
※地方所属馬として初の海外G1優勝(06年シンガポール航空国際C)という快挙を成し遂げるなど、ホッカイドウ競馬の星として幾多の活躍を見せ、2010年に引退。
【表彰者】
◆最優秀勝利回数騎手賞、最優秀賞金収得騎手賞
戸崎圭太(大井) 2年連続
◆最優秀勝率騎手賞
赤岡修次(高知) 2年連続
◆殊勲騎手賞
山口勲(佐賀)
◆優秀新人騎手賞
清水裕一(佐賀)
◆優秀女性騎手賞
山本茜(愛知)
別府真衣(高知) 5年連続
◆ベストフェアプレイ賞
田中学(兵庫)
◆特別賞
藤本匠(ばんえい)
※2010年に通算3000勝の偉業を達成。
◆最優秀勝利回数調教師賞
田中守(高知)
◆最優秀賞金収得調教師賞
川島正行(船橋)
◆最優秀勝率調教師賞
出川克己(船橋)
◆殊勲調教師賞
該当者なし
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。