7日、中京6R・4歳上500万下(ダート1700m)で、田中勝春騎手騎乗のバックスラッシュ(牡5、美浦・宗像義忠厩舎)が勝ち、トニービン産駒はJRA通算1000勝を達成した。
トニービン(1983年生まれ)は父カンパラ、母Severn Bridge(その父Hornbeam)という血統で、現役時には88年の凱旋門賞を制した他、同年のジャパンCにも参戦(5着)。通算27戦15勝という成績を残し日本で種牡馬入り。初年度産駒からウイニングチケット(93年日本ダービー)、ベガ(93年桜花賞・オークス)を輩出するなど常にリーディング上位で活躍。94年にはリーディングサイアーに輝いている。近年でもジャングルポケット(01年日本ダービー、ジャパンC)、レディパステル(01年オークス)、テレグノシス(02年NHKマイルC)などの活躍馬を出し、昨年のJRAサイアーランキングで4位の成績を残している。
トニービンは2000年3月に死亡しており、現3歳世代の4頭が最後の産駒となる。3月7日現在までに、ストロングパイソン(牡3、美浦・増沢末夫厩舎)が新馬勝ちしている。