27日、阪神競馬場で行われた第41回高松宮記念(4歳上、GI・芝1200m)は、U.リスポリ騎手騎乗の3番人気キンシャサノキセキが道中は好位を追走。3〜4コーナーで徐々に進出すると直線半ばで力強く抜け出し、馬群を縫って末脚を伸ばした4番人気サンカルロに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分07秒9(良)。さらにアタマ差の3着には11番人気アーバニティが入り、道中不利を受けた1番人気ジョーカプチーノは10着に敗れている。なお、4位に入線したダッシャーゴーゴーは3コーナーで他馬の進路を妨害したとして、11着に降着となった。
勝ったキンシャサノキセキは中京競馬場で行われた昨年に続く、高松宮記念連覇でGI通算2勝目。また、同競走の連覇は前身の高松宮杯時代も含めて、初の快挙となった。
鞍上のU.リスポリ騎手はJRA・GI初勝利。堀宣行調教師は昨年に続く高松宮記念2勝目でJRA・GI3勝目。
【勝ち馬プロフィール】
◆キンシャサノキセキ(牡8)
父:フジキセキ
母:ケルトシャーン
母父:Pleasant Colony
厩舎:美浦・堀宣行
通算成績:31戦12勝(重賞7勝)
主な勝ち鞍:10年高松宮記念、10年・09年阪神C(GII)、10年オーシャンS(GIII)、09年スワンS(GII)、08年函館スプリントS(GIII)など