2日、阪神競馬場で行われた第29回中山牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1800m)は、福永祐一騎手騎乗の10番人気レディアルバローザが後方追走から直線で馬群を割って抜け出し、14番人気フミノイマージンに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分45秒4(良)。さらに3/4馬身差の3着に13番人気コスモネモシンが入り、3連単は2,446,260円の波乱となった。1番人気ワイルドラズベリーは8着。
レディアルバローザは7回目の挑戦にして重賞初制覇。これまでにフィリーズレビュー(GII)3着、秋華賞(GI)5着、京都牝馬S(GIII)4着などの実績があった。キングカメハメハ産駒は11Rの日経賞(トゥザグローリー)に続く2レース連続重賞制覇。同馬はトゥザグローリーと同じく、定年引退した栗東・池江泰郎厩舎に2月まで所属していた。
鞍上の福永祐一騎手も日経賞(トゥザグローリー)に続く2レース連続重賞制覇で今年3勝目、通算79勝目(JRAのみ)。
管理する笹田和秀調教師は09年3月の初出走以来、392戦目にして重賞初制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆レディアルバローザ(牝4)
父:キングカメハメハ
母:ワンフォーローズ
母父:Tejano Run
厩舎:栗東・笹田和秀
通算成績:16戦4勝(重賞1勝)
主な戦績:10年フィリーズレビュー(GII)3着
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。