「第43回ダービー卿CT・GIII」(芝1600m)は3日、阪神12Rに18頭で争われ、好スタートを決めて先頭に立った8番人気の
ブリッツェンが、最後までリードを守り、内から伸びた2番人気の
ライブコンサートを鼻差抑えて逃げ切りV。勝ちタイムは1分33秒3。3着は首差で6番人気の
キョウエイストームが入り、3連単は13万超えの高配当。なお、1番人気の
キングストリートは出遅れが響いて13着に敗れた。
「いいペースで行けたからね。ハナに行っている割には
リラックスして走っていた。それがしまいの踏ん張りにつながったと思う」。テン乗りの柴田善も会心の勝利に笑顔を見せる。
2戦連続で同じ舞台とはいえ、昇級戦で初めての重賞だった。勝ち時計は、前走の時計(1分35秒0)を大幅に短縮するもの。素質馬の開花に「落ち着きが出てきた。レースが終わってからも堂々としている。オープン馬になったな、って感じがするよ」と二ノ宮師も感心した。
コースこそ違うが、昨年の勝ち馬
ショウワモダンはその後、安田記念を制している。馬名は“稲光がする”という意味のドイツ語。仁川で輝きを放った5歳馬が、マイル界に雷鳴をとどろかせる。
提供:デイリースポーツ