「第42回マイラーズC・GII」(芝1600m)は17日、阪神11Rに18頭で争われ、外枠から注文通りにハナを奪った7番人気の{horse=2005109202:シルポート}が1馬身3/4差で快勝した。2番手以下に3馬身ほどのリードを保ち、抜群の手応えで直線へ。追い出されると後続を楽に振り切り、年明けの京都金杯に続く重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは1分32秒3。14番人気の伏兵クレバートウショウが2番手から粘り込んで2着。さらに頭差の3着には1番人気のダノンヨーヨーが入り、3連単が123万4360円という波乱の決着となった。
桜の舞い散る仁川の最終日を鮮やかな逃走劇で彩ってみせた。「今までで一番楽な競馬でした」と、会心の勝利に鞍上の小牧は笑みをこぼした。「ゲートがうまく決まったので、楽になりましたね。ゴール前は押さえる余裕もありました。本当に力をつけていると思う」と、主戦は着実な成長を遂げる相棒をたたえた。
今後は京王杯SC(5月14日・東京)を挟み、安田記念(6月5日・東京)へ向かう。「間隔をあけて使わない方がいいみたいなので。(安田記念が)ウチから何頭出しになるかは…まあ、そのころにまた考えたいですね」と西園師。昨年のマイルCS覇者エーシンフォワードを筆頭に、マイル巧者がズラリとそろう西園厩舎。その布陣に、新たに加わった充実の6歳馬が、深緑の府中を目指して突き進む。
提供:デイリースポーツ