28日、中京競馬場で行われた高松宮記念(G1、芝1200m)は福永祐一騎手騎乗の2番人気サニングデール(牡5、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、道中後方の内で待機すると直線は馬群を割って進出、逃げ粘るギャラントアローを捕らえると大外から伸びてきたデュランダルをクビ差凌ぎ、初G1制覇を飾った。勝ちタイムは1分7秒9(良)。クビ差の2着には1番人気デュランダル、3着には8番人気キーンランドスワンが入った。
勝ったサニングデールは父ウォーニング、母カディザデー(その父Darshaan)という血統で、半姉に01年の中山牝馬S(G3)2着のグリーンプラネット、半弟には03年のラジオたんぱ賞(G3)2着のクレンデスターンがいる。重賞は通算5勝目(すべて芝1200m)。通算21戦7勝。今回の勝利で、鞍上の福永騎手は99年桜花賞(プリモディーネ)、朝日杯3歳S(エイシンプレストン)、02年阪神JF(ピースオブワールド)、朝日杯FS(エイシンチャンプ)に続き、JRA・G1は通算5勝目(海外G1は01年香港マイル、02、03年クイーンエリザベス2世Cの3勝)。JRA重賞は通算32勝目。管理する瀬戸口勉調教師はG1通算10勝目(障害も含む)となり、重賞は通算40勝目。