01年フェアリーS、02年クリスタルC(共にG3)を制したサーガノヴェル(牝5、美浦・古賀史生厩舎)が、2日付でJRA競走馬登録を抹消、今後は新冠町のノースヒルズマネジメントで繁殖牝馬になる予定。
サーガノヴェルは父Boundary、母Thunder Maid(その父Alydar)という外国産馬で、近親には86年エクリプス賞最優秀古馬牡・セン馬に輝いたTurkomanがいる。
未勝利戦(中山ダート1200m)で2着に1秒差をつける圧勝でデビューすると、続くフェアリーSは1分7秒8という従来のレコードタイムをコンマ6秒も短縮し快勝。さらに休み明けで臨んだ翌年のクリスタルCも制し重賞2連勝とした。続くニュージーランドT(G2)は前半5Fを55.9秒というハイペースで逃げながらも2着に粘り、一躍NHKマイルC(G1)の有力馬に踊り出たものの、体調不良のためNHKマイルCは回避。復帰3戦目の02年秋風S(OP)で勝利するも、その後は勝ち星に恵まれず、今年の高松宮記念(G1)で15着に終わったのを機に引退となった。通算17戦4勝(うち重賞2勝)。