「第18回青葉賞・GII」(芝2400m)は30日、東京11Rに18頭で争われ、中団後方を追走した6番人気の
ウインバリアシオンが、直線で鋭く伸び差し切りV。重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは2分28秒8。半馬身差の2着は4番人気の
ショウナンパルフェ、さらに3/4馬身差の3着には1番人気の
トーセンレーヴが入った。なお、上位2頭には日本ダービーの優先出走権が与えられる。
前半で少し行きたがるシーンもあったが、人馬の息は1完歩ごとに合っていく。「調教に乗って好感触をつかんでいた。途中からは
リラックスして走っていたし、最後も長くいい脚を使ってくれたね」と初コンビの安藤勝は振り返る。松永昌師も「想像以上の走り。本番と同じ舞台で勝てたのは大きいね」と競馬の祭典に夢を膨らませる。
「ハーツにも乗っていたことがあるけど、よく似ている。同じように緩いところがあるから、これからもっと良くなりそう」と語った51歳となった大ベテランが、2度目のダービー制覇を視界にとらえた。
提供:デイリースポーツ