交流重賞「第12回兵庫チャンピオンシップ・GII」(ダート1870m)は4日、園田10Rに10頭(トキノゲンジは競走除外)で争われ、4番人気のエーシンブラン(JRA)がスタートから先頭に立ち、そのまま逃げ切り勝ち。タイムは2分00秒9。6馬身差の2着には5番人気のホクセツサンデー(兵庫)、さらに5馬身差の3着には1番人気のラヴィアンクレール(JRA)が入った。なお、2番人気のリアライズノユメ(JRA)は6着、3番人気のマルモセーラ(JRA)は4着に敗れている。
マルモセーラがつまずいて大きく出遅れ。断然人気のラヴィアンクレール、2番人気のリアライズノユメもやや出遅れた波乱の幕開け。その一方で、エーシンブランは絶好のスタートを切った。
鞍上の岩田は「スタートが良く、ペースもすぐに落ち着いた。返し馬でテンションが上がっていたので、物見をしたりやや掛かったが、追い出してからは楽だった。自分でもびっくり」と振り返る。4角手前で2番手のホクセツサンデーに詰め寄られたが、直線であっさりと突き放した。
初めて挑戦したダートで見せた圧勝劇。鞍上は「後ろの人気馬を待っていたが、全然来る気配がなかった。スピードとセンスがあり、経験を積めばもっと上にいける」と将来性を口にした。坂口師は「芝のレースで限界を感じていたのでダート路線に変更した。まずはユニコーンS(東京・6月4日)を目指す」と前を見据えていた。
提供:デイリースポーツ