桜花賞6着のハブルバブル。2月末のデビュー戦を圧勝し、条件戦を挟んで連闘で臨んだフラワーCは2着。そして4戦目で桜花賞と、デビューから1か月弱で一気にGIの舞台へと駒を進めた。その後は短期放牧でリフレッシュ。1週前追い切りでは、栗東坂路で4F52.4-13.6秒(一杯)をマーク。力のいる馬場で最後は脚が上がったが迫力のある動きを披露した。「放牧帰りでも元気がいいし、気持ちもしっかりしています」と山元助手。そして「以前より落ち着きが出て、無駄なことをしなくなっている」と精神面の成長も感じ取っている。「初めて乗ったときから雰囲気があった」と仕上げ人が認める素質馬だけに、5戦目でのGI戴冠も夢ではない。
未勝利勝ちの後、格上挑戦でフローラSを制したバウンシーチューン。本番は距離が400m延びるが「しまいの脚は確実だし、距離が延びるのも問題はない」と田島俊師は心配していない。1週前追い切りでは、三浦を背に美浦坂路で4F52.1-12.2秒(馬なり)をマーク。力強いフットワークで、前走時の気配はキープしている。「2頭の後ろで、我慢をさせる内容のケイコをした。時計、内容ともにイメージ通りの追い切りだったし、1週前としてはちょうど良かったね」と指揮官も納得の調整。自慢の末脚を生かして、3連勝でGI奪取を狙う。
提供:デイリースポーツ