再び強さを、ターゲットマシン/ラジオNIKKEI賞

2011年06月29日 11:58

大器ターゲットマシンが復活を期す

 父ディープインパクトをほうふつさせる粗削りながらも見る者を引きつける内容でデビュー2連勝を飾ったターゲットマシンは、一時は東のダービー候補とまで騒がれた。だが、弥生賞11着、プリンシパルS10着と両トライアルで大敗を喫し、春クラシックに駒を進めることすらできなかった。

「現状は気持ちと体がかみ合っていない感じ。苦しいことを覚えてしまったのか、競馬場にいくと雰囲気が変わってしまう」。宗像師のトーンもすっかり下がってしまった。前走時も美浦出発時の体重から20キロも減っての出走。弥生賞時のようなゲート入りを激しくごねるシーンこそなかったが、自慢の決め手を発揮することはなかった。

 調教では相変わらずいい動きを見せ、状態も決して悪くはない。「精神的なものだけに経験を積んでいくしかない。でも、少しずつは良くなっている感触はあるんです。能力はあるのは分かっているし、何とかうまく走ってほしい」とトレーナーも祈るような思いで話す。クラシックのプレッシャーから解き放たれた今、再びその強さを発揮する可能性は十分にある。

 プリンシパルS3着のカフナが中山で奮起を見せる。中間は短期放牧を挟んだが「1週前追い切りもしっかりとやれたし、ここまで問題なくきている」と吉村技術調教師は仕上がりに胸を張った。器用なタイプだけに小回りは得意。長距離輸送も慣れている。「中山の千八は合うね。秋を見据えて、いい結果を出してほしい」と期待を寄せた。

提供:デイリースポーツ

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