このメンバーなら負けられない。ダービー6着以来となるショウナンパルフェが、迫力満点の動きで存在感をアピールした。三浦を背に美浦Wで僚馬タイセイワイルド(4歳1000万下)の2馬身半後ろからスタート。バネの利いた走りで徐々にその差を詰め、4角でインへ。直線で軽く仕掛けられると瞬時に反応し、ラスト1F12秒4をマーク。馬体を合わせたままフィニッシュし、全体の時計も5F66秒0と優秀なものだった。「今回はダービーより距離が短いので、道中から気合を乗せておきました。しまいもいい動きでしたね」。三浦は笑顔で汗を拭った。
ダービーは勝ったオルフェーヴルを始め、上位のほとんどを外差しの馬が締めた。そんな不良馬場の、しかも田んぼのようにぬかるんだインを先行しての6着は、着順以上に価値が高い。「正直、この相手で負けたくないですね。もちろん、勝つ気で(美浦に)乗りに来たんですよ」とジョッキーは強気だ。
二ノ宮師も「ダービーのあとゆっくりさせたので“重いかな”と思っていたけど、いい反応だったね。これなら距離短縮にも対応できるでしょう」と自信を見せた。秋の目標は菊花賞(10月23日・京都)。堂々と駒を進めるためにも、ここは結果が求められる一戦となる。
提供:デイリースポーツ