カレンチャン、主役張れる迫力/函館スプリントS

2011年06月30日 11:58

池添を背に函館Wで好調をアピールしたカレンチャン

 2連勝中のカレンチャンには、まさに万全という言葉がふさわしい。牝馬らしいその名前とは相反する動きからも、牡馬相手でも主役を張れる迫力がある。

 最終リハは函館Wへ。池添と呼吸を合わせながら、3馬身前のサトノレジーナ(3歳未勝利)を追撃する。直線では大外に進路を取って、仕掛けに鋭く反応。5F68.5-38.3-12.4秒で1馬身抜け出した。「2週前に乗ったけど、そのときは良くなっている途中だった。先週にしっかりとやったみたいだね。とてもいい感じ。息遣いもいいですよ」と鞍上から自然に笑みがこぼれる。

「以前は体質が弱かった。でも、だいぶしっかりとしてきた。阪神牝馬Sは1F長かったのに、それでも勝った。本当に力をつけている」とパワーアップに目を見張る。中間に放牧を挟んだことで、馬体もひと回り成長した。周囲の馬を気にする面も徐々に解消。心身ともに完成型へ向かっていることは間違いない。

「前走後にサマースプリントシリーズを狙う話になった。ここを勝って弾みをつけたい」とジョッキーが言えば、安田翔助手も「ダッシャーゴーゴーを同じ土俵で負かすくらいの馬になってほしい」と厩舎の看板馬を引き合いに出して期待感を表現する。あくまでも、ここは通過点。スプリント女王を目指す戦いの序章だ。

提供:デイリースポーツ

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