エーシンヴァーゴウ、3連勝で重賞初制覇/アイビスSD

2011年07月18日 12:00

アイビスSDを制したエーシンヴァーゴウとガッツポーズをみせる福永=新潟競馬場

 サマースプリントシリーズ第2戦「第11回アイビスSD・GIII」(芝1000m)は17日、新潟11Rに15頭(マルブツイースターは競走除外)で争われ、1番人気のエーシンヴァーゴウが3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。内枠から好スタートを決めると、外枠勢の先行争いを見る形で好位を追走。最後は5番人気のエーブダッチマン(2着)と併せる形になったが、あっさり突き放して53秒8の好タイムで快勝した。3着には11番人気のアポロフェニックスが入った。

 Vへ導いた福永は「この時計だから大したもの。内めの枠がどうかと思ったんだけどね」とスキのない強さに感心する。今回がコンビ5戦目。「下級条件のころからいいエンジンを持っていた馬。ただ気性面に難しさがあって。厩舎スタッフが根気強く修正しているのを間近で見ていたので、何としても、今日は勝たなければと思っていた」と勝利を喜んだ。

「すごく手がかかる。何をするか分からない。頑固なんです」と小崎師は苦笑する。デビュー当初は、コーナーを逆手前で回って外へ膨れたりしていた。ハミの装着や、脚部にバンテージを巻くという作業にも“技”を必要とするという。「馬がへそを曲げないように、担当者がしっかり付き合ってくれた。日々の積み重ねで結果が出て、スタッフの励みになります」と言って、うなずいた。

 今回の勝利で、サマースプリントシリーズの有力馬へ急浮上。「せっかくのチャンス。狙っていけたら」と指揮官も力を込める。さらに次戦として視野に入れる北九州記念(8月14日・小倉)の結果次第では、スプリンターズS(10月2日・中山)の新星に躍り出る可能性もある。越後路で素質が開花した韋駄天(いだてん)娘の今後に注目だ。

提供:デイリースポーツ

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