ナリタクリスタルは栗東CWを単走。しまいに軽く気合をつけられると反応よく伸び、6F80秒4-38秒2-12秒7をマークした。手応えを確かめた武豊は「道中は思っていたよりも走ってくれた。基本的におとなしいので最後だけ仕掛けたが、前回の追い切りよりも、今回の方が気持ちが乗っている」と動き自体には好ジャッジ。ただし「気分次第の馬だから」と付け加えるのも忘れなかった。
金鯱賞13着後は宮崎県の宮崎ステーブルに放牧。景観のいい浜辺で走らせるなど、心身ともにオーバーホールを施されて帰厩した。「具合はいいからね。ゲートを出て、集中力が途切れなければ」と木原師。重賞を含め2勝を挙げる小倉の舞台。本来の力を発揮し、陣営をホッとさせたいところだ。
音無勢は2頭出し。サンライズベガは栗東坂路で4F52秒6-38秒5-12秒9をマーク。「前走大負け(七夕賞15着)をしているので強気にはなれないが、調教はよく動く。開幕週の馬場はいい」と師。ドモナラズは北村友を背に、同じく坂路で4F52秒4-39秒3-13秒0。「前走はベガと違って馬場のいいところを通った。その差が出たね。動きは変わらずいい」と満足そうだった。
提供:デイリースポーツ