09年の京王杯ス
プリングC以降、約2年3か月も勝ち星から遠ざかっている
スズカコーズウェイ。思い通りにいかないレースが続いている。「これまでも状態は悪くなかった。でも馬場だったり、芝に戻しても結果が出なかった。他の要因があったのかな」と中内田助手は一連の不振を振り返る。中間は鹿児島へ放牧に出してリフレッシュを図った。「1週前の追い切りでいいころの動きに戻ってきた。冬場は絞りにくいが、夏なので幾らか絞れてきている。ポン駆けするタイプだし、動けるデキにありそう」と、立て直した効果ははっきりと走りに表れている。
6F戦は[0-0-0-3]だが、昨年の高松宮記念で0秒2差の6着と、GIで好走の実績を残す。先行馬がそろうここは、決め脚が生きる舞台だ。「斤量がこたえてきたので、ここも56キロで出走できるのは大きい。武豊騎手はデビューからずっと乗っていて、1番この馬を知ってくれている。何とか復活させてあげたい」。先週の
レインボーペガサスに続き、今週もベテランがアッと驚かせる。
昨年の2着馬
スカイノダンが重賞初勝利に燃える。小倉6F戦は[1-3-0-0]と、連対を外していない得意のコース。近走は波に乗れないレースが続いているが、「前走は後手を踏んだし、前々走は大外枠でちぐはぐな競馬になってしまった。調子はいいので、この馬のレースができれば。小倉は相性がいいし、53キロもいいところ」と寺島助手は前進を期待する。
提供:デイリースポーツ