フィフスペトルは前走の夏至Sで約1年4か月ぶりの勝利。加藤征師は「前回もいい状態だと思ったが、今回は今季では一番いい」と前走以上をアピールする。中間は函館で調整し、1週前追い切りは函館Wで70秒8-13秒1(馬なり)を計時した。入厩後は4本の時計を記録。ひと追いごとに気合乗りが良化している。「朝日杯FSで2着があるように、中山のマイル戦はベストの条件。ここで賞金を加算して、大きいところへ行きたいね」と指揮官。ベストの舞台で08年函館2歳S以来、3年ぶりの重賞タイトルをもぎ取る。
前走のクイーンS12着を含め、今年は4戦全て2桁着順のアプリコットフィズ。「クイーンSのあとは社台ファーム(北海道千歳)へ。山元トレセン(宮城県)を経由して2週前に美浦に帰ってきた。以前と比べてカイバをよく食べるようになっているが、気持ちと行動が一致しない馬なので何とも言えない」と小島勝助手は控えめ。1週前追い切りは、美浦坂路で4F52秒3-11秒9(馬なり)をマーク。持ったままの手応えでシャープな伸び脚を披露と、気配は悪くなかった。中山マイルでは、昨年のフェアリーSで2着の実績がある。好相性の舞台で復活を目指す。
提供:デイリースポーツ