8日、京都競馬場で行われた京都新聞杯(G2・芝2200m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気ハーツクライ(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が道中後方から直線外に持ち出すと、先に抜け出した3番人気スズカマンボをゴール前差し切って優勝。重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは2分11秒9(良)。3着に1番人気ミスティックエイジが入った。
勝ったハーツクライは父サンデーサイレンス、母は新潟大賞典(G3)、新潟記念(G3)を勝ったアイリッシュダンス(その父トニービン)という血統。04年1月の新馬戦を勝利後、きさらぎ賞(G3)で3着、続く若葉S(OP)を制し、前走皐月賞では5番人気の14着に敗退していた。通算成績は5戦3勝(うち重賞1勝)。
安藤勝己騎手は、同レース初勝利で重賞通算24勝目。管理する橋口弘次郎調教師は、96年にダンスインザダークで制して以来2度目の勝利(当時は秋に施行)。重賞通算51勝目となった。