中山11R・紫苑S(秋華賞トライアル・芝2000m)は、4番人気カルマートが6番人気のデルマドゥルガーを競り落としてV。五分のスタートから馬場のいい内ラチ沿いをゲットすると、4角まではじっと我慢を貫く。ためた脚を直線で一気に爆発させた。
「もうちょっと楽に勝てるかと思ったけど、相手がしぶとかった。それでも、並ばれてから差し返してくれたし、自由に動かせるのがいい」。レコードのおまけが付く快勝に、安藤勝はレースセンスの良さを口にする。
本番の秋華賞(10月16日・京都)直前まで美浦で調整。戸田師は「もともといいものを持っていた馬だけど、力をつけた。きょうはほかが休み明けの分もあったし、次は相手も強くなるので」と気を引き締める。夏につけた力が、秋の大舞台で花開こうとしている。
提供:デイリースポーツ