59キロの酷量を克服して、前走のエニフSを制した
ダノンカモンは中2週でも緩められることなく、栗東CWで併せ馬を消化した。
インバルコが先行し、2番手に同じく南部杯に挑む
バーディバーディ。オープン馬2頭を追いかける形でスタートした隊列は徐々に縮まって、4角で3頭が横並びに。最内に進路を取り、先に抜け出した
バーディバーディを目指して鞍上の福永がゲキを飛ばす。半馬身及ばず、6F83秒5-39秒2-12秒5でゴール。それでも「ラスト1Fはビシッとやっておいたが、反応は良かった」と福永が手応えをつかめば、池江師も「年を取って調教では無駄な力を使わなくなっている」と追走遅れを心配していない。
フェブラリーSでは4着に敗れたが、東京は2勝を挙げる得意の舞台。「千六はベストで左回りもいい。どこまで差を詰められるか」と師。ひと回り成長した姿を見せつける。
昨年の覇者
オーロマイスターは当時と全く同じ、エルムS2着からの参戦。「盛岡ならドンと来い、とは言わないまでも、今の出来なら…と思わせる部分はある。調整過程は青写真通り」と大久保洋師は胸を張る。
木曜の最終追いは美浦Wで6F81秒1-38秒4-12秒9。吉田豊の腰のムチは最後まで抜かれることなく、しっかりとした動きを披露した。「気合が乗っていい感じ。舞台は違っても、強い内容で勝った去年と同じような状態で臨めます。スタートの芝の部分で置かれないようにしたい」と鞍上は手応えをアピール。昨年の覇者が不気味な存在になってきた。
提供デイリースポーツ