中団やや後方追走した4番人気のハイリリー(牝、父アグネスタキオン、美浦・尾形)が父譲りの決め手を発揮し、大外一気の差し切り勝ち。2番手から抜け出した2番人気のエンドレスノットに半馬身差をつけ、メイクデビューを飾った。勝ちタイムは1分37秒3。さらに2馬身の3着は5番人気のグランシャルム、1番人気のローレンルーナは好位から伸びを欠き4着に終わった。

「直線に向いたところでは、何とか掲示板があればって感じだったけどね」と尾形師も感心する、見事な瞬発力だった。「まだトモが緩いと感じたので道中は急がせずに追走。パンとしてくれば、距離は延びても全く問題ないので楽しみ」と吉田豊も素質の高さを称賛していた。

提供：デイリースポーツ