目下5連勝中で、ダートは無敗の4連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いのトウショウフリーク。初の重賞挑戦へ向けて追い切りは栗東坂路で単走で行われた。中1週とあって、序盤はゆったりしたリズムで運び、アクションを起こしたのはゴール前のみ。それでも鞍上の合図に即座に反応をして、ラスト1Fは12秒7と伸びは上々。全体時計も4F53秒3でまとめた。
「初めてのオープンに入ってどうか」と鶴留師には期待と不安が入り交じるが、まずは動きの良さに納得顔。手綱を取った山田助手も好感触をつかむ。「しまいだけはビシッとやっておきました。全体としては余裕を残しておいたが、1度使ったことで気合は入ってきています」と4カ月ぶりだった前走からの上積みを見込んだ。挑戦者は豊かなスピードを武器に、王者に真っ向勝負を挑む。
勢いに乗る。ヒラボクキングは栗東坂路で、ダノンエクスプレス(5歳1600万下)に0秒3先着。しまいをしっかりと伸ばし、4F54秒6-39秒2-12秒5をマークした。「悪くないね」と大久保龍師は満足そう。条件戦ながら目下2連勝中。「さすがに今回は相手が強いが、近走の内容はいいと思う。今後にプラスとなるような競馬ができれば」と期待した。
提供:デイリースポーツ