またも安田厩舎からスプリント界のニューヒーローが誕生だ。目下3連勝中で、重賞初Vを狙うロードカナロアは栗東坂路でオーセロワ(5歳1000万下)を4馬身追走してスタート。道中は楽な手応えもスピード乗りは抜群。残り1Fは一杯に追う相手に対し、馬なりのままで首差先着を決めた。時計は4F51秒7-37秒7-12秒2。「後ろから追い掛けたが楽でしたね。いい状態で出走できる」と安田師はさらに上積みも見込む。
5か月半ぶりの京洛Sを差す競馬で快勝した。「前走は休み明けで古馬が相手、ハンデも背負っていた。問題はたくさんあったが、クリアしてくれた」と師はその素質を高く評価する。これで6F戦は4戦無敗と快進撃が続く。「千二はベストですね。(スプリンターズS勝ちの)カレンチャンほどの落ち着きはないが、馬房ではカリカリしたところがない」と精神的にもどっしりしているのは強み。ひと回り成長した快速馬が重賞奪取で来春をにらむ。
提供:デイリースポーツ