現地時間2日、5日に英国・エプソム競馬場で行われる英ダービー(英G1・芝12f)に出走予定だった、デビュー以来3連勝中のイェーツ Yeats(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が出走を回避することが判明した。
前走・愛ダービートライアルS(愛G2・芝10f)を制し、ここに臨む予定だったが、10日前から続く筋肉痛が引かず、満足のいく状態で出走できないことから、陣営が出走回避を発表した。
イェーツは、父Sadler's Wells、母Lyndonville(その父Top Ville)という血統で、半兄は96年NHKマイルC(G1)2着、98年のエプソムC(G3)を制したツクバシンフォニー(牡11、父デインヒル)。デビュー2戦目のバリサックスS(愛G3・芝10f)で、2着に10馬身差を付ける圧勝。前走の勝利を含め、ここまでの戦績が同厩舎出身で、01、02年英ダービー、愛ダービーを制したガリレオ Galileo(牡6、父Sadler's Wells)とハイシャパラル High Chaparral(牡5、父Sadler's Wells)と同じことから、大きな期待がかかっていた。
大手ブックメーカー・コーラル社による、2日現在の英ダービー人気は、英2000ギニー(英G1・芝8f)2着馬スノーリッジ Snow Ridge(牡3、英・S.ビン・スルール厩舎)が3.0倍で1番人気。2番人気は、前走ダンテS(愛G2・芝10.5f)を制したノースライト North Light(牡3、英・M.スタウト厩舎)で3.5倍。さらに、仏2000ギニー(仏G1・芝1600m)を制したアメリカンポスト American Post(牡3、仏・C.ヘッド厩舎)が8.0倍で続いている。