3日、道営・札幌競馬場では2歳戦が4鞍行われた。
6Rフレッシュチャレンジ2歳牝馬(ダート1000m、1着賞金200万円)は、井上俊騎手騎乗の1番人気エレガントサリー(牝2、北海道・林和弘厩舎)が、2番人気ハッピーママに2.1/2馬身差を付けて快勝した。勝ちタイムは1分02秒5(良)。さらに5馬身差の3着は7番人気シボレープラチナム。新種牡馬シルクジャスティス産駒のドレスは5着に終わった。
勝ったエレガントサリーは父シャンハイ、母はJRAで3勝を挙げたエレガントブーケ(その父イルドブルボン)という血統。シャンハイ産駒はこれで2歳戦通算6勝目となり、3勝のパークリージェント以下を大きく引き離している。
シャンハイは父Procida、母Korveya(その父Riverman)という血統で、母Korveyaの半兄が種牡馬ヘクタープロテクター(牡16、父Woodman)、半妹が96年英1000ギニーを制したボスラシャム Bosra Sham(牝11、父Woodman)。産駒は、道営出身で99年ジャパンダートダービー(交流G1)などを制し、99年NAR最優秀3歳馬に選出されたオリオンザサンクス(牡8)や、昨年のエーデルワイス賞(交流G3・ダート1200m)を勝ったエスワンスぺクター(牝4)など地方での活躍馬を多く出している。
1R2歳未勝利(ダート1000m・1着賞金20万円)では、圧倒的1番人気(単勝160円)に支持された五十嵐冬樹騎手騎乗のモエレノーヴァ(牝2、北海道・桑原義光厩舎)が、人気に応え7番人気エドノヤミタローに1.1/2馬身差つけ快勝。勝ちタイムは1分04秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着は4番人気ソナタ。新種牡馬スピードワールド産駒エルブは7着だった。
勝ったモエレノーヴァは父マジックマイルズ、母ドクターノーヴァ(その父ドクターデヴィアス)という血統で、伯父は95年の日本ダービー馬タヤスツヨシ(牡12、父サンデーサイレンス)。前走のデビュー戦は6着だった。
3Rアタックチャレンジ2歳(ダート1000m・1着賞金110万円)は、亀井洋司騎手騎乗の7番人気カリスローラー(牝2、北海道・若松平厩舎)が、4番人気パークリーアケコに1/2馬身差で勝利。勝ちタイムは1分02秒7(良)。さらに3/4馬身差の3着には2番人気ミラージェネス。1番人気に支持されたフレンチデピュティ産駒ウキヨバナレは6着に終わった。
勝ったカリスローラーは父カリスタグローリ、母モールドローラー(その父シェイディハイツ)という血統。4月のデビュー以来3戦続けて2着だったが、4戦目にして初勝利を挙げた。
4Rルーキーチャレンジ2歳(ダート1000m・1着賞金150万円)では、渋谷裕喜騎手騎乗の2番人気ディーエスザキープ(牡2、北海道・松本隆宏厩舎)が4番人気オパールキングをハナ差制し勝利。勝ちタイムは1分02秒3(良)。さらに1.1/2馬身差の3着にはブラックキャンドルが入った。勝ったディーエスザキープは父パークリージェント、母シャドウレディ(その父ルション)という血統。前走のデビュー戦では5着だった。