栗東Bに登場したダローネガは、軽く体をほぐしてから坂路へ移動した。最終リハは単走。馬場のやや内めを通って4F53秒2-39秒3-12秒8をマークした。タイムは平凡だったが、ハンドライドにしっかりと反応して力強い動きを披露した。1週前には主戦の佐藤哲が騎乗し、栗東坂路で4F52秒7を記録。予定通りの内容に、佐々木師も納得顔だ。「仕上がっているのでテンションを上げないように。テンにゆっくり入ってしまい少し追ったけど、いい動きだった」。タイムに関しても「坂下を歩いたが、チップが深かった」と気にはしていない。GI奪取への準備は整った。

　反撃、逆転を胸に、いざ本番へ。今度は主戦に手が戻る。「先週の感触は良かった。もともとゲートはそんなに速い方ではないが、その点だけを気をつけて。並んだらしぶといから」と佐藤哲はVシーンをイメージ。父ダイワメジャーが初GIを手にした舞台で、産駒の一番星が2歳王者の座に就く。

　エネアドは美浦Pでシビルウォー(6歳オープン)と併せて並入。5F65秒8-37秒1-12秒8をマークした。戸田師は「馬なりだったが、いいフットワークで走れていた」と好感触。今回の舞台について「コースは心配ないし、前走より流れるだろうから競馬もしやすくなるはず。あとは抽選を突破してくれれば」と10分の2の出走枠にかけていた。

提供：デイリースポーツ