30日、東京競馬場で行われた日本ダービー(G1、芝2400m)で12着に敗れ、レース後に左第一指節種子骨々折が判明したコスモサンビーム(牡3・栗東・佐々木晶三厩舎)は、精密検査の結果、全治1年と診断されたが、現役を続行することになった。来週末にもビッグレッドファームに放牧に出される。
コスモサンビームは父ザグレブ、母ロビースレインボウ(その父Rainbow Quest)という血統。03年朝日杯フューチュリティS(G1)を最内枠から差し切り優勝し、昨年の最優秀2歳牡馬に選出された。今年に入ってからはスプリングS(G2)5着、皐月賞(G1)4着、NHKマイルC(G1)2着と堅実な走りを見せていた。通算成績は11戦4勝(うち重賞2勝)。
種子骨々折から復帰した馬には、92年天皇賞・春(G1)優勝後、種子骨々折が判明し11ヶ月半の休養、復帰後に93年大阪杯(G2)、宝塚記念(G1)を制したメジロマックイーン(牡17)の例がある。