桜の秘密兵器へ!ミルキーウェイが1/14京都でデビュー予定(撮影:井内利彰)
12月11日の阪神競馬場、圧倒的な強さで2歳女王に輝いたジョワドヴィーヴル。1戦1勝のキャリアであのパフォーマンスを見せられては「桜花賞もこの馬」と思った方も少なくないはず。
もちろん、その意見に意義を唱えるつもりはないが「いやいや、まだデビューしていない秘密兵器がいる」って思いたいのが競馬ファンの楽しみ。その中の一頭になって不思議ないポテンシャルがありそうなのが、2007年マーメイドSを制したディアチャンスの初仔、ミルキーウェイだ。
12月22日にゲート試験に合格し、今朝が実質初めての追い切り。CWでテンから11秒台のラップで飛ばして、5F65.0〜4F53.2〜3F41.1〜1F13.9秒。最後は流す感じでゴールしている。
担当する土屋均助手は「獣医さんからは『エンジンが違う』って言われているけど、やっぱりスゴイですね。あとは普段のEコースのキャンターのように、ゆったり走ることができれば」とコメント。また追い切りに跨った内田浩一助手に時計を伝えると「モノが違いますね。テンからあれだけのペースで飛ばしてもゴール前は余力があったし、すぐに息も入りました。あとは制御して走れるようになれば」と二人が共通して口にするのは、素質は十分でも精神的な弱点。あとはデビュー予定の1月14日(土)京都芝1600m(牝)までにどのような調整がされてくるか楽しみ。なお鞍上には藤田伸二騎手が予定されている。
ちなみに同レースには2011年NHKマイルC優勝馬グランプリボスの半妹アドマイヤキュートなども参戦を予定しており、注目の牝馬限定戦となりそうだ。[取材:井内利彰]