ダノンアーチストは1/15京都芝1800mを武豊騎手でデビュー予定(撮影:井内利彰)
2011年は障害を含めて開業以来最多となるJRA39勝をマークした大久保龍志厩舎だが、今年の更なる飛躍の鍵を握るのは明け3歳馬だろう。
そのあたりを大久保龍志調教師に聞いてみると「未入厩のアサクサコンゴウとか楽しみな馬はいますが、1回京都でデビューする組も楽しみですね」と名前が挙がったのがダノンアーチストとスカイノライアン。
1月15日(日)京都芝1800mでのデビューを予定しているダノンアーチストは2010年野路菊Sでウインバリアシオンの2着だったメイショウナルトの全弟にあたる。昨年12月29日にCWでエアインシャラーと併せて内から同入。一杯に追う相手に対して楽な手応えで並びかけており、6F82.0〜1F12.5秒という時計も非常に優秀だ。この動きを見守っていた師も「やっぱり走るね」と手放しで賞賛。なお鞍上は武豊騎手が予定されている。
同じく29日にCWで追い切られたのがスカイノライアン。一度、デビュー戦が決まる状態まで仕上がっていたが、疲れが出て放牧。帰厩して最初の追い切りだったが、楽な手応えで6F84.7〜1F12.9秒をマーク。騎乗していた藤岡佑介騎手(レースでも騎乗予定)も「仕掛ければ動きすぎるので、じっとしていました」と手応えを掴んだ様子。仕上がりに関しては全く問題ないが、適当な番組がないため、1月21日(土)京都ダート1800mでのデビューまでじっくりと調整される予定。
また1勝組では、1月5日(木)京都ダート1400mの3歳500万下にスタンバイするのがエーシンブラスター。今朝の最終追い切りが坂路4F55.1〜1F12.4秒と全体の時計は遅かったが「年末(28日坂路4F52.7秒)に実質の最終追いを行っているので、この調整がうまく行くと思いますよ」と師。[取材:井内利彰]